2008年05月12日

アルゲリッチ音楽祭 オーケストラコンサート

TBSの新井麻希アナウンサーを見て、誰かに似てるなーと思いながら何日か経って
「あ、シーさんや!」と分かって、ほっともっとな気分になった係長ですicon

週末は、大変充実しておりました♪
土曜はパパスダイナーにてウエディングのお手伝い。
日曜はアルゲリッチ音楽祭のオーケストラコンサート。

久々に週末を満喫致しました!

クラシックのコンサートなんて、気軽に誘えるような値段と雰囲気ではないので
ここ何年、いや、大分来てから!?自ら人を誘った事なんて無いのでは!??
ってくらい独りで観に行ってます。
でも、類は友を呼ぶ、とは言ったもので、毎回会う人にゃ挨拶をする、といった具合です。

今回も独り、いつものパーキングに車を停め、グランシアタに向かってたら
「コンコン」と窓を叩く音。
そこを見ると、なんと土曜に一緒に飲んだしんいちさんが車に!
母の日のプレゼントで、息子のヤマト君と二人でワインとチーズを買ってる途中という。いやはや、非常にイイ親子でございます。

今回、オイラが選んだのはB席。
大人になって普通に暮らせるようになったらAとかSとか購入したいのですがね。
それでも8.400円。やっぱり友人はなかなか誘えません。
彼女が出来ても厳しいよね。

オイラの好きな席は2階席や3階席の端っこ。特に右側。
指揮者やソリストが見えやすいのです。
生のクラシックなんて、音もそうだけど、演奏する人の表情とか動きとかを見ていたい人なので。

アルゲリッチ音楽祭 オーケストラコンサート

今回のアルゲリッチのお相手はチョン・ミョンフン。
この人。世界的に有名な指揮者でございます。
別府には第一回の音楽祭以来の出演。

最初に二人の連弾、モーツァルトでございます。

チョン・ミョンフンという人、実はピアニストとしてもチャイコフスキー国際音楽コンクール(世界的権威!)で2位になったほどの腕前の持ち主。

こりゃ魅せてくれるやろー!と思いつつ、二人が入ってきました。

余裕綽々のアルゲリッチ姐さんと、手首の準備運動をやっちゃうチョン様。

二人とも息ピッタリ!
・・・と思った第一楽章だったのですが。
終わった後に、アルゲリッチがチョン様に
「ねぇ、この部分はこういう感じが欲しかったわ。
 だから第二楽章のこの部分ではこういう風に弾いてちょうだい。」
って感じの会話をしてたのじゃねーのか、的なやり取りがあり、その後にチョン様が
「怒られちゃいました」って感じで聴衆に向かって微笑む姿に笑い声。

そして第二楽章。これもまた良い感じ。
・・・と思ったのですが、今度はチョン様から
「(譜めくりして)ここがポイントですよね、姐さん。頑張ります。」
ってなやり取りをしたのかどうかは分からないけれど、第3楽章へ。

そのポイントであろう場所(二人が同時に合わせる瞬間)で、お互いのタイミングがちょいと外れて
「外した!」って顔でチラッとチョン様を見るアルゲリッチ姐さんと
「あちゃー」って顔をして顔をそむけるチョン様と。

それでも最後は素晴らしい締めで終了。みんなから大きな拍手。

続きましては、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。

いやー、相変わらず速いっすね、姐さん。
と思わず言いたくなりましたが。
これが凄かったのよ。
アルゲリッチの特徴って、第3楽章の最後を、一つ一つの音をはっきり出すのですよ。
それにオーケストラは応えて、控えめで音を出すのね。
そしてクライマックスに向けてクレッシェンドして、最後は大きなまとまりになる。
アルゲリッチの技術、そしてチョン様の構成力の素晴らしさ。
オイラ、素で「すげー!」って言ってしまいました。
隣のおじいさんから凝視されましたが^^;

この日の姐さんは機嫌がすこぶる良かったらしく、アンコールを2回もやってくれました。
個人的にはプロコフィエフのピアノソナタ第7番第3楽章をやってくれないかなーと期待していたのですが
スカルラッティとショパンでした。
それでもやっぱり素晴らしい。

しばし休憩。
やっぱり居ましたムッシュ大嶋(オイラの大学の先生)。
この人も、大分のクラシックコンサートには、奥さんと二人で殆ど顔を出す人。
挨拶をして
「お互い、文化的な時間を過ごしましょう。」とお別れして。

後半はブラームスの交響曲第4番。
個人的には、ブラームスは1番の方が好きだし、何だかんだ言っても学生オーケストラだし・・・
と、あまり期待はしてなかったのですが、見事に裏切られました。

チョン様の指揮も、激しいところは全身を使い、開放的なところは直立で指揮をして。
それがオーケストラにも伝わり、高貴な音を出しておりました。
後で知った事なのですが、ジュリーニのお弟子さんだったそうで。
なるほど!と納得してしまいました。

万感の拍手、そしてチョン様の一言。
英語だったけど、オーケストラを褒めてたように聞こえました。
アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第1番。
これまたお見事!
盛大な拍手をする聴衆に、チョン様は「オーケストラが素晴らしいです」
と言わんばかりに、聴衆を煽る!
そしてスタンディングオベーション。

チョン・ミョンフンって、すげぇ温かい人なんだな、って思いました。
素晴らしい音楽に実際に触れる事が出来て幸せです。
こういう所にも、「俺は大分に来る運命だったんだ」と思わされます。

帰りはいつものように、独りスタバで余韻に浸っておりました^^;

追伸。
チョン・ミョンフンって、やっぱり温かい人みたいです。

アルゲリッチ音楽祭 オーケストラコンサート

料理本を出す指揮者なんて、なかなか居ないぜ。
俺、買おうかな・・・。





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この記事へのコメント
どうも!昔からアナウンサー顔と言われるシーでございます^^;。
昨日はおしゃれーな夜を過ごしましたね。
このチョン様の本、ある意味レアですよねぇ。
見つけてくるイヌヒしゃんがすごいわぁ。
チョンさま、まずは皆様に挨拶をと言って
開口一番に「Happy new year」と言ってましたね。
もうやることなすこと、あのおじ様可愛いー(はぁと)という声が男女問わず多発でした。
Posted by シーシー at 2008年05月13日 00:02
途中、笑いが起こってたのは、そんなやりとりがあったんですね。
チョンさんの挨拶で皆さん、笑ってましたが私には???でした。
チョンさん、料理の本出してるんだ〜、見てみたくなります。
Posted by ニモ at 2008年05月13日 00:34


チョンさんって、お料理本まで出しているんですね~~www

イヌヒくん、来年はボランティアスタッフで、すべてのコンサートに潜り込もう!!

でも、すごく良かったね~~!
私も鳥肌立ちまくりでしたwww
Posted by sinamon at 2008年05月13日 06:37
はじめまして、こんにちは☆
わたしはクラシックコンサートではいつも爆睡して、すっきりして会場をあとにしています☆
で…あのう、ムッシュ大嶋とは西洋史の…ではないですよね?!
Posted by ☆ at 2008年05月13日 10:56
シーしゃん
見つけた時はオイラも爆笑してしまいました!
「まんまやーん!」的なね^^;
そうそう!あれにはオイラもニヤニヤしながら聞いておりました♪
オイラもあんなおいさんになりたいものです。

ニモさん
そうなんすよ、あの人
「一言、お礼の挨拶を・・・あけましておめでとうございます」
って掴みで大衆の心を奪っていきましたからね^^

この料理本、色々なエピソードもあるそうです。
でも3000円する・・・どうしようか悩みどころであります。

sinaさん
ボランティアすたっふ!
その手があったかーと思いつつ。
ずっと外で待機は嫌なので、やっぱり来年もお客として行きますわ!

☆さん
西洋史が専門で
「今日は何の日か知ってる?・・・僕のワイフの誕生日」
なんて発言をするクラシック好きと言ったら
大分大学のムッシュ大嶋しか居ませんですよ^^

もしかして・・・☆さんは先輩!?
Posted by イヌヒイヌヒ at 2008年05月13日 23:06
こんばんは。
先輩か後輩かはわかりませんが、最近まで大学でMonsier.大嶋からフランス語を学んでいました。
世間はせまいですね☆
Posted by ☆ at 2008年05月14日 01:29
あら!
それはそれは^^

確かにせまいですよね!

そんなこんなで、これからも宜しくお願い致しますm(_ _)m
Posted by イヌヒイヌヒ at 2008年05月14日 21:51
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