読書記録。
吉田修一『横道世之介』
・本屋大賞第3位となった作品。
人間には、ふとした瞬間に
「あいつ、何やってるかなぁ~」
と思わせる存在がいます。
そんな「あいつ=横道世之介」が主人公の作品。
何だろう。
懐かしさとか、そんなもんじゃないのだろうけど
地元を離れて学生してた人は、ハマると思う。
実際、こんなやついたもん。
読み終えた後、私は手紙を一通書いてみたりして。
オススメです!
池澤夏樹『カデナ』
・ベトナム戦争時のオキナワが舞台。
それぞれの想いを秘め、スパイ活動を遂行する4人。
フィクションだけど、ノンフィクションのような。
うちの親父が『俺の為に書いたかと思ったよ。』と言いましたが
何でしょうね、読みながら風景が浮かぶんですな。
面白かったです。
何ででしょうね、これを読んだら「ルネサンス」をふと思い出してしまいました。
沖縄、久しぶりにゆっくりドライブしたいですな。
オススメです!
ちなみに、読み終えたあと、
タローさん に貸しました(笑)
川上弘美『センセイの鞄』
・谷崎潤一郎賞受賞作。
アラフォー女性のツキコさん、行きつけの居酒屋で、偶然にも高校時代の国語のセンセイ(30歳年上)に再会、そして・・・
「ツキコさん、デートをいたしましょう。」のセリフが印象的。
女性的な視点でした。『博士の愛した数式』に通じるところがあるかも、と思ったり。
心がホワホワしたい方にはオススメ!
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