読書記録。

イヌヒ

2010年04月29日 13:18



吉田修一『横道世之介』
・本屋大賞第3位となった作品。

人間には、ふとした瞬間に
「あいつ、何やってるかなぁ~」
と思わせる存在がいます。

そんな「あいつ=横道世之介」が主人公の作品。

何だろう。
懐かしさとか、そんなもんじゃないのだろうけど
地元を離れて学生してた人は、ハマると思う。
実際、こんなやついたもん。

読み終えた後、私は手紙を一通書いてみたりして。

オススメです!



池澤夏樹『カデナ』

・ベトナム戦争時のオキナワが舞台。
それぞれの想いを秘め、スパイ活動を遂行する4人。
フィクションだけど、ノンフィクションのような。

うちの親父が『俺の為に書いたかと思ったよ。』と言いましたが
何でしょうね、読みながら風景が浮かぶんですな。
面白かったです。

何ででしょうね、これを読んだら「ルネサンス」をふと思い出してしまいました。
沖縄、久しぶりにゆっくりドライブしたいですな。

オススメです!

ちなみに、読み終えたあと、タローさん に貸しました(笑)



川上弘美『センセイの鞄』

・谷崎潤一郎賞受賞作。

アラフォー女性のツキコさん、行きつけの居酒屋で、偶然にも高校時代の国語のセンセイ(30歳年上)に再会、そして・・・

「ツキコさん、デートをいたしましょう。」のセリフが印象的。
女性的な視点でした。『博士の愛した数式』に通じるところがあるかも、と思ったり。


心がホワホワしたい方にはオススメ!


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